女性向け葬儀靴のマナーまとめ|黒パンプスの選び方は?ローファーはOK? |家族葬のゲートハウス [公式] 和歌山 大阪 兵庫のお葬式・ご葬儀

           
2025.05.20
葬儀・葬式のマナー

女性向け葬儀靴のマナーまとめ|黒パンプスの選び方は?ローファーはOK?

葬儀 靴 女性

葬儀に参列する機会はそう多くもないため「靴のマナーをよく知らない」という人もいるでしょう。

喪服の着用はもちろんですが、靴にも基本的な決まりがあるのです。

この記事では、女性向け葬儀靴のマナーや、靴以外の足元の身だしなみについて解説します。

 

女性の葬儀靴の基本「黒パンプス」

お葬式に参列する際の女性用靴の基本は、黒色のプレーンパンプスです。

男女ともに、葬儀靴は無地の黒色であることがマナーとなっています。

素材やつま先の形状など、以下で詳しく解説します。

 

女性の葬儀の靴マナー|素材

 

本革・合成皮革・布が正解

女性向け葬儀用靴は、本革・合成皮革・布の素材を選びましょう。

本来、革製の靴は殺生をイメージするため、冠婚葬祭では避けるべきといわれていました。

しかし、近年ではシンプルなデザインのものであれば許容されるようになり、むしろ革製の黒パンプスが主流となっています

 

スエード・アニマル柄はNG

子牛・子羊の皮の内側を起毛させて作るスエード素材、ワニ・ヘビなどの革を使ったアニマル柄の靴は、殺生をより強く連想させます

冠婚葬祭の場ではふさわしくないため、黒色であっても着用は避けましょう

葬儀・法事などの弔事はもちろん、結婚式といった慶事の場合でもふさわしくありません。

 

光沢のある素材はNG

黒色のシンプルなパンプスであっても、光沢のあるものは葬儀靴としてマナー違反です。

派手な印象を与える可能性があり、故人を弔う場であるお葬式には不相応となります。

ツヤのあるエナメル素材サテンやベロアラメなどがNGです。

 

女性の葬儀の靴マナー|ヒール

 

3cm~5cm:太めのミドルヒールが正解

葬儀に参列する際、ヒールの音を目立たせてはいけないというマナーがあります。

葬儀会場の床は大理石やフローリングが多いため、高さ3cm〜5cmのミドルヒールが無難です。

太いヒールのパンプスは足音が目立ちにくく、安定感もあるので特に適しています。

ただし、厚底の靴はカジュアルになりすぎるため、ベーシックなパンプスを選びましょう。

 

ピンヒールはNG

高さがあるピンヒールのパンプスは、足音が響きやすく華やかな印象を与えがちです。

故人を弔い、ご遺族の気持ちに寄り添うという意味でも、葬儀靴としてふさわしくありません。

「華美な雰囲気を与えない」ということをポイントに選びましょう。

 

ぺたんこ靴は避けたほうが無難

ヒールのないレディース靴は、カジュアルな印象を与える可能性があります。

冠婚葬祭といったフォーマルの場において、ぺたんこ靴は避けた方が無難です。

ただし、高齢女性や妊娠中の方など例外の場合もあります

 

女性の葬儀の靴マナー|つま先

 

デザインはプレーントゥ・形はラウンドトゥ or アーモンドトゥが正解

女性用の葬儀靴は、つま先が覆われた形状で、シンプルなデザインのプレーントゥを選ぶことが基本です。

つま先が丸みを帯びた「ラウンドトゥ」、つま先がややシャープな「アーモンドトゥ」の黒パンプスが適しています。

つま先が角ばったデザインの「スクエアトゥ」も許容範囲内です。

 

オープントゥ・ポインテッドトゥはNG

黒くシンプルなパンプスでも、つま先を露出する「オープントゥ」はフォーマル感がないため、冠婚葬祭の場ではNGです。

また、つま先が尖ったデザインの「ポインテッドトゥ」も、カジュアルで攻撃的な印象を与えるのでマナー違反となります。

 

女性の葬儀の靴マナー|ストラップ・リボン・金具

 

シンプルなデザインならOK

女性用の葬儀靴は、シンプルな黒パンプスが基本です。

装飾がなくストラップの色や金具が目立たないデザインであれば、ストラップが付いたパンプスでも問題ありません。

ストラップ付きのパンプスは安定感があって歩きやすいので、ヒールに慣れていない女性にもおすすめです。

 

リボンやビジューなどの装飾はNG

リボンやビジューなどの装飾が付いたパンプスは、華美な雰囲気があるので葬儀の場ではふさわしくありません。

ご遺族に悪い印象を与えてしまうため絶対に避けましょう

シンプルな黒パンプスを持っていない場合は、手持ちの靴で済ませようとせず、シューズ販売店で用意してください。

 

【関連記事】

葬儀用の靴について女性・男性別にマナーを解説!パンプスや革靴の選び方

 

女性が葬儀でローファーを履くのはOK?

「シンプルな黒色なら、ローファーでもいいのではないか」と思う人もいるかもしれません。

装飾や光沢のないものだと、弔事の場にも適しているように見えますが、成人女性がローファーで葬儀に参列するのはNGです。

靴紐のないローファーはスリッポンと同じ扱いになり、カジュアルな印象を与えるので、冠婚葬祭には向きません。

ただし、制服が喪服代わりとなる学生は例外としてローファーでも葬儀に参列できます

 

【例外】高齢女性・妊婦さんの葬儀靴の選び方

高齢女性や妊婦さんが葬儀に参列する際は、足に負担がかからない靴を選んでかまいません。

「黒色」「シンプルなデザイン」といった基本的なマナーを守りつつ、歩きやすさ・転びにくさを重視しましょう。

安全に参列できることが大切なので、3cm以下のローヒールやぺたんこ靴でも許容されます。

特に高齢女性は、足裏の筋肉の衰えにより外反母趾になっている人も多いので、履きやすい靴を選ぶと負担が軽減されるでしょう

 

【関連記事】

妊婦が葬儀に参列しても大丈夫?鏡の迷信やお葬式に行きたくないときの対応を解説

 

【女性向け】その他の葬儀の足元マナー

女性が葬儀に参列する際、靴以外にも注意するべきポイントがあります。

弔事の場で恥ずかしい思いをしないためにも、正しい知識を得ておきましょう。

最後に、葬儀参列に関する女性向けの足元マナーを詳しく解説します。

 

ストッキングは黒が正解

葬儀に参列する際は、黒色のストッキングを着用するのがマナーです。

ストッキングの厚さは、やや肌が透ける程度の30デニールが基準となっています。

厚すぎるストッキングや柄が入ったものはマナー違反で、寒い時期でも基本的にタイツは履きません。

また、途中でストッキングが伝線したとしても、葬儀に生脚は不相応なので、もしもに備えて替えがあると安心です。

 

【関連記事】

葬儀のストッキングのデニール数・色のマナーは?寒さ・暑さ・伝線対策も紹介

 

中敷きは黒・ベージュがおすすめ

パンプスの形状ばかりを意識しがちですが、忘れてはいけないのが中敷きの色です。

葬儀中に靴を脱ぐ場面があるかもしれないため、中敷きの色にもしっかり気を配りましょう。

黒・ベージュなどの無地で落ち着いた色が好ましいとされているため、付属の中敷きが派手な場合は、入れ替えが必要です。

 

ペディキュア・ネイルは落としておくのがおすすめ

葬儀では、やや肌が透ける程度のストッキングを着用するため、靴を脱いだ際にペディキュアやネイルが見えてしまう可能性があります。

目立ちにくい色であればそのままでもかまいませんが、濃い色や派手なデザインのネイルは、見えてしまった時に気まずい思いをするかもしれません。

除光液で落とすかネイルオフの時間がない場合は上からベージュのマニキュアを重ねるのがおすすめです。

 

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ヒール音を響かせないように注意

葬儀では、ヒール音を響かせないように注意するのがマナーです。

お悔やみの静かな場で、カツカツとした足音が響くと悪目立ちしてしまうので気をつけましょう。

ヒール音の防止策は「ジャストサイズのパンプスを履くこと」「太めのヒールを選ぶこと」です。

また、靴底に貼る防音シートも売られているので、シューズ販売店で探してみてはいかがでしょうか。

 

葬儀にふさわしい女性用靴で、足元まで身だしなみを整えましょう

女性が葬儀に参列する際の靴は、ミドルヒールの黒パンプスが基本です。

素材やつま先の形状など、一つひとつに決まりがあるため、きちんと確認して選びましょう。

華美な印象や、カジュアルな雰囲気を与えるパンプスは、フォーマルな場にはふさわしくないため、注意が必要です。

ただし、高齢女性や妊娠中の人などは例外となるので安全面を重視しましょう

ストッキングや中敷きなど靴以外のマナーも押さえ、足元の身だしなみを整えて葬儀に参列してくださいね。

 

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葬儀で女性が着るべき服装とは?喪服の種類やお葬式の身だしなみマナーを解説

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監修者 一級葬祭ディレクター 木村聡太

監修者


木村 聡太

・家族葬のゲートハウススタッフ
・一級葬祭ディレクター
「家族の絆を確かめ合えるような温かいお葬式」をモットーに、10年以上に渡って多くのご葬儀に携わっている。

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