一周忌法要の香典返し(お返し)は何がいい?マナーやおすすめの引き出物などを解説
一周忌法要の香典返し(お返し)には、どのような物を用意すればいいのでしょうか。
価格相場やタブーとされる品を理解して、マナー違反にならないように選びたいですよね。
この記事では、一周忌法要の香典返し(お返し)のマナーや、おすすめの引き出物などを解説しています。
一周忌法要の香典返しとは
一周忌法要の返礼品について検索すると「香典返し」「お返し」「引き出物」と、いろいろなワードが出てきますが、違いはあるのでしょうか。
はじめに、一周忌法要の香典返しとお返し(引き出物)の違い、渡すタイミングについて解説します。
一周忌の香典返しとお返し(引き出物)の違い
一周忌のお供えのお返しを「香典返し」とする表記もありますが、一周忌の場合は「お返し」または「引き出物」というのが一般的です。
香典は葬儀の際にお供えする金品を指し、四十九日以降は表書きが「御仏前」とされるのが基本でしょう。
そのため、一周忌法要で受け取るのは「御仏前」や「お供え」として扱われ、返礼も「香典返し」ではなく「お返し」や「引き出物(返礼品)」と表現するのが無難です。
一周忌法要のお返しを渡すタイミングは?
一周忌法要のお返しは、通常は法要の当日に渡します。
渡すタイミングは、法要後にある会食の後に渡すのが一般的ですが、参列者が多くて渡すのに時間がかかりそうな場合は、前もって席に置いても構いません。
一周忌法要後の会食をしない場合は、参列者の見送りの場面で渡します。
法要に参加せず郵送などでお供えを送って下さった方には、1ヶ月以内にお返しを送るのがマナーです。
一周忌法要のお返しの相場
一周忌法要のお返しの価格相場は、頂いたお供えの5割から7割程度にするのが一般的です。
たとえば2万円のお供えを頂いた場合、お返しの金額は1万〜1万4千円の品を選びましょう。
法要の後に会食がある場合は、その飲食代もお返しに含めます。
会食が1人5千円だとすると、上記の場合お返しは5千〜9千円相当にします。
一周忌法要のお返しで贈る品物の選び方
一周忌法要のお返しで贈る品は、消費すると後に残らない「消え物」から選ぶことが多いでしょう。
ただし、お返しに関する厳密な決まりはないので、タブーとされる物以外であれば、何を選んでも構いません。
お返しにタブーとされる品物は、次の章で詳しく説明しています。
一周忌法要のお返しでタブーな品物
一周忌法要のお返しでタブーとされる品物を贈ると、マナー違反になるので気をつけましょう。
基本的に殺生をイメージする物、お祝いごとをイメージする物はNGです。
続いては、一周忌法要のお返しでタブーとされる品物を紹介します。
肉や魚
一周忌法要のお供え・お供えのお返しに、肉や魚を贈るのはタブーです。
なぜなら肉・魚は仏教において殺生を連想させる「四つ足生臭もの」で、避けるべきとされているからです。
高級品や名産品、加工品であっても、肉や魚を使ったものを弔事のお返しにするのは好ましくありません。
ただしカタログギフトを贈って、相手がカタログから肉や魚を選ぶのは問題ないでしょう。
縁起物がモチーフなもの
一周忌法要は、葬儀ほどしめやかな雰囲気にはならないかもしれませんが、お供えのお返しに縁起物がモチーフになった物を贈るのはタブーです。
縁起物とは、幸せになるようにと願いを込めたキャラクターやデザインで、鶴や亀、招き猫などの動物系、だるま、富士山などがあります。
これらがモチーフのお菓子や小物、消耗品などをお返しにするのは避けましょう。
おめでたいイメージがある紅白の配色や、キラキラしたパッケージもマナー違反になります。
慶事に使われるもの
一周忌法要は弔事なので、お供えやお返しに慶事に使われる物や、おめでたいことをイメージさせる物を贈るのはマナー違反になります。
たとえば、鰹節は結婚式の引き出物として使われる定番の品なので、弔事に贈るのはタブーです。
また、昆布はおせち料理など、おめでたい席での料理で使われたり、贈答品とされたりする物なので、法要のお返しに贈るのはマナー違反です。
一周忌法要のお返しで贈るおすすめの品物
一周忌法要のお返しで贈る品物は、悲しみを後に残さないという意味から、使ったら無くなる「消え物」を中心に選ぶことが多いでしょう。
日常生活で誰もが使う物や日持ちのする飲食物で、持ち運びが負担にならない物から選ぶのが一般的です。
次は、一周忌法要のお返しで贈るおすすめの品物を紹介します。
タオル
タオルはどこの家庭でも使われる物なので、一周忌法要のお返しの品として人気があります。
また、タオルには「お清め」の意味があるため、法要のお返しにふさわしいでしょう。
価格帯・種類が豊富なので、手触りがいい物や機能性に優れた品、ブランドのタオルなどから好みの品を選べます。
色は白が一般的ですが、派手なデザインでなければ、シックなカラーや柄入りを選んでもいいでしょう。
お菓子
お菓子は食べたら無くなる「消え物」なうえ、受け取った人が他の人とシェアすることもできるので、一周忌法要のお返しの定番になっています。
受け取った人が早く食べなくてはと焦らずに済むよう、日持ちする種類のお菓子で、分けやすいように個別包装になった物がいいでしょう。
和菓子なら羊羹や最中など、洋菓子ならクッキーやフィナンシェなどの焼き菓子がおすすめです。
石鹸・洗剤
石鹸や洗剤は消費したら無くなる「消え物」で、悲しみを洗い流すという意味もあるため、一周忌法要のお返しの品として人気があります。
どこの家庭でも消費する物ですし、ストックしておくこともできるので、受け取った人は重宝するでしょう。
価格帯や種類が豊富なので、香りやシリーズなど好みの物を選ぶこともできるのが特徴です。
お茶・コーヒー
お茶には故人を偲ぶという意味があるので、一周忌法要のお返しや香典返しの品として定番になっています。
広い年齢層の人から喜ばれるように、お茶とコーヒーをセットにしたセット商品や、ドリップ式のコーヒーの詰め合わせなども人気があります。
日持ちするのですぐに使わなくてもストックできるのも良いポイントです。
カタログギフト
一周忌法要のお返しで、受け取った人が自分の好きな物を選べるという点から人気なのが、カタログギフトです。
お返しはどんな物を選んでも、相手にとって不要になる可能性がありますが、好きな物を選べるカタログギフトなら、どんな人でも満足してもらえるでしょう。
一周忌法要のお返しを贈る時のマナー
一周忌法要のお返しを贈る場合には、決まり事があります。
直接渡す場合と贈る場合、それぞれのマナーがあるので気をつけましょう。
次は、一周忌法要のお返しを贈る時のマナーを紹介します。
掛け紙の選び方
一周忌法要のお返しには、必ず掛け紙をかけて渡しましょう。
法事のお返しにかける掛け紙は、黒白で結び切りの水引きを使うのが一般的です。
最近では、掛け紙に結び切りが印刷されている物を使う場合が多いでしょう。
掛け紙の表書きの書き方
一周忌法要のお返しにかける掛け紙は、表書きを「志」または「粗供養」とします。
全国的に「志」とする地域が多いのですが、関西周辺では「粗供養」が一般的です。
表書きの下には◯◯家と書くか、施主の苗字またはフルネームを書きます。
また、葬儀の香典返しは薄墨で書くこととされていますが、一周忌法要のお返しの場合は濃墨を使って書きます。
ボールペンで書くのはマナー違反となるため、避けましょう。
郵送の場合はお礼状も添える
遠方の方や一周忌法要に参列できなかった方からお供えを頂いた場合は、お礼状を添えてお返しを郵送しましょう。
お返しに添えるお礼状には「かさねがさね」「追って」など、忌み言葉を避けるのがマナーです。
また、一般的に法事のお礼状は、句読点を使わないで書くこととされています。
読みやすいように、文字の配置にはスペースをおくようにしましょう。
一周忌法要のお返しに関するよくある質問
葬儀は葬儀社のサポートなどにより何とか終えたものの、一周忌法要に関することはよく分からないことがあるとお困りの方も多いようです。
最後は、一周忌法要のお返しに関する、よくある質問について解説します。
お返しはそもそも必要?
一周忌のお返しは、必ずしなくてはいけないのかと疑問を持つこともあるでしょう。
お供えを頂いた場合はお返しをするというのが、一般的なルールです。
ただし、法要後の食事会をお返しとする考え方もありますし、地域や家によって法要とお返しの慣習が異なる場合もあるため、絶対的な決まりではありません。
しかし、原則として頂いたらお返しをするのがマナーといえるでしょう。
お返しは親族や兄弟にも必要?
親族や兄弟など身内から頂いたお供えに、お返しは必要かと考えることもあるでしょう。
身内の場合は、家ごとの考え方や関係性、地域の慣習などにより、お返しが必要かどうか意見が分かれるところです。
一般的には、身内であってもお返しをすることとされていますが、ごく近しい家族の場合は、お返しでなく別の形で感謝の気持ちを伝えるケースもあるようです。
お返しに商品券はダメ?
一周忌法要のお返しに商品券を贈るのは、基本的に避けた方が無難でしょう。
商品券は明らかに金額が分かるものなので、お供えのお金に対して金券でお返しというのは、生々しい印象があり、気持ちがこもっていると考えにくいからです。
特に目上の方に対しては、そのようなお返しは失礼だと気を悪くされる恐れもあるため、避けた方がいいでしょう。
一周忌で渡す香典返し(お返し)の正しいマナーを知り参列者に感謝を伝えよう
一周忌法要で渡す香典返し(お返し)は「お返し(引き出物)」と呼ぶのが、正しい言い方です。
価格相場やタブーとされる物を理解して、マナー違反にならないように品物を選びましょう。
使ったら後に残らない「消え物」で日持ちがする物、持ち運びが楽な物がおすすめです。
一周忌法要のお返しの正しいマナーを知り、参列者へ感謝の気持ちを伝えましょう。
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監修者
木村 聡太
・家族葬のゲートハウススタッフ
・一級葬祭ディレクター
「家族の絆を確かめ合えるような温かいお葬式」をモットーに、10年以上に渡って多くのご葬儀に携わっている。







