危篤から持ち直す確率は?仕事はどうする?今あなたがやるべきこととは |家族葬のゲートハウス [公式] 和歌山 大阪 兵庫のお葬式・ご葬儀

           
2025.11.13
終活

危篤から持ち直す確率は?仕事はどうする?今あなたがやるべきこととは

危篤 持ち直す

親しい人の危篤連絡を受けた後、持ち直す確率はあるのか、それとも次の準備を進めるべきか、さまざまな考えが頭をよぎるでしょう。
どのような場合においても、もしもの時のために備えておくことは大切です。
この記事では、危篤から持ち直す確率と、今やるべきことを解説しています。

危篤とは

危篤とは、病気や怪我をした人が、どんな治療をしても回復する可能性が極めて低く、担当の医師から命の危険があると判断された状態のことです。
その場に身内の人がいなければ、臨終に立ち会えるよう病院から連絡が来るでしょう。
危篤期間はケースバイケースで、数分で息を引き取ることもあれば、しばらく小康状態が続くこともあります。

【関連記事】
危篤状態とはどんな意味?回復する確率や連絡を受けたらすべきことを解説

重篤との違い

重篤とは、すぐに亡くなるほどの悪い容体ではないものの、とても危険な状態であることを意味します。
重篤な病状と診断された患者は、今後の見通しが立たないほど危ない状態だといえるでしょう。
危篤と重篤の違いは、危篤はまさに死に直面している状態なのに対し重篤は回復する可能性を完全に否定できない点です。

小康状態との違い

いつ息を引き取ってもおかしくなかった状態から、少し回復して一時的に症状が落ち着くと、小康状態になったと判断されます。
最悪の事態を乗り越えて、現在は持ちこたえているものの、まだ油断のできない状況であることに変わりありません。
完全に回復の兆しが見られたわけではないため再び悪化して危篤になる恐れもあります

危篤から持ち直すことはある?

大切な人が危篤と聞いて「何とか持ち直してほしい」と思うのは自然な感情ですが、実際に危篤になってから持ち直すことはあるのでしょうか。
続いては、危篤から持ち直す確率や、持ち直すときの期間について解説します。

危篤から持ち直す確率は?

危篤状態になってから持ち直す確率は人それぞれですが「ゼロとは言えないものの極めて低い」と考えた方がいいでしょう。
医師は、これまでの治療内容や患者の容体、年齢や体力など、いろいろな条件を総合的に判断して、危篤と判断します。
その段階から具合が著しく変わるとは、あまり期待できません。
ただし、本人が生きようとする気力や周囲からの励ましによっては、持ち直す可能性も全く無いとはいえないので最後まで前向きに見守ることが大切です。

危篤から持ち直すときの期間は?

危篤から持ち直すまでの期間は、人によって大きな差があるため予測するのは難しいでしょう。
危篤と宣言されて、まもなく亡くなる場合もありますし、持ち直して数日後に亡くなる場合もあり、実際にどれだけの時間が残されているのかは誰にも分かりません。
危篤状態から持ち直し、小康状態になるケースもあります。

小康状態と危篤を繰り返すことも

人によって、危篤状態から持ち直して小康状態になり、その後再び危篤状態になるなど、危篤と小康状態を繰り返す場合もあります。
そんな時、これからどうなるか不安になり、ご家族にとって落ち着かない日が続くかもしれません。
しかし、危篤になった人は意識がないように見えても、周りの音は聞こえているといわれているので前向きな言葉を伝えましょう

危篤の連絡を受けたら何をすべき?

危篤の連絡を受けた後にするべきことは何でしょうか。
亡くなった後、自分が喪主になったり、関係者への対応が必要になったりすることが考えられる場合は、今の段階から備えておくことが大切です。
次は、危篤の連絡を受けた後にやるべきことを紹介します。

【関連記事】
危篤の連絡を受けたらどうする?会社にメールを送る時の例文や伝え方を紹介

冷静になり心の準備をする

家族が危篤と連絡を受けた後は、まず冷静になって心の準備をすることが大切です。
緊急事態に接すると、ショックのあまり頭が真っ白になったり、何から手を付けるべきかとイライラして焦ったりもするでしょう。
しかし、興奮状態のままで行動を起こしてもトラブルになるかもしれないので、まずは深呼吸などで気持ちを落ち着かせることが大切です。
そして落ち着いたところで、状況に応じて次の適切な行動ができるよう、心の準備をしましょう。

速やかに駆けつける

危篤と診断された場合は、いつ亡くなってもおかしくない生命の危機を迎えているので、どんな状況からでも、速やかに駆けつけられるようにしましょう。
迷っている間に取り返しがつかないことになる恐れもあるので、悔いを残さないためにも、少しでも長く最期の時を共有するよう努めたいものです。
その際、数日間付き添うケースや、亡くなった場合そのまま葬儀の準備をする場合もあるため、泊まりの支度をして向かった方がいいかもしれません。

親しい人に速やかに連絡する

危篤の連絡を受けたら、親族や関係者など本人が親しかった人に、速やかに連絡を入れる必要があります。
危篤連絡は3親等までの親族にするのが一般的ですが親しい友人や仕事の関係者などに知らせる方も珍しくありません。
また、緊急性のある用事なので、メールではなく電話で連絡しましょう。
遠方の親類など、すぐ駆けつけるのが困難と思われる相手の場合は、亡くなってから訃報と葬儀の連絡をする場合もあります。

医師・看護師とコミュニケーションを取る

危篤と伝えられたら、医師や看護師とコミュニケーションを取って、今後の見通しについて説明を受けたり、不明な点は質問したりしておきましょう。
医師や看護師は多忙な場合が多いので、関係者がそれぞれ問い合わせをしないように、代表者がまとめて話を聞いて伝えるようにします。
一般的に病院は面会時間が定められていますが、危篤の場合は時間外でも面会できることもあるので、後から来る人のためにも確認しておきましょう。

さまざまな出費に備える

家族が危篤状態になった後には、さまざまな出費が予想されます。
内容によってはすぐ支払わなくてはならないものもあるので、ある程度の準備が必要です。
大まかな予算を立て誰がどのように払うのか等を決めておきましょう

葬儀社の選定・連絡を取る

生きているうちに葬儀のことを考えるのは気が引けるかもしれませんが、事前に決めておいた方が、いざという時に正しい判断ができます。
あらかじめ複数の葬儀社に話を聞いて、内容や費用が希望に合うところを選んでおけば、危篤の知らせを聞いた時に、落ち着いて対応できます。
ただし、危篤状態の人のそばで葬儀の話をすると聞こえてしまう恐れがあるため、病室など本人がいる場所で相談するのは避けましょう

危篤の連絡が来たら仕事はどうする?

勤め人の場合、家族が危篤になったら休暇の申請をすることになります。
持ち直して数日付き添う場合でも、すぐに亡くなって葬儀を行う場合でも、数日は仕事を休むので会社への連絡が必要です。
次は、危篤の連絡が来た時の職場への対応を紹介します。

上司に直接相談する

危篤の連絡が来たら、できるだけ早く直属の上司に報告して、今後のことを相談しましょう。
まず現在の状況を電話で直接伝えてから休暇を取得したいと伝えます
まだはっきりとした見通しが立っていなくても、休んでいる間は誰かにフォローしてもらうことになるので、速やかに連絡するのがマナーです。
深夜などで電話連絡が難しい場合は、メールで一報を入れて、後から改めて電話する場合もあります。

有給休暇を取得する

家族が亡くなった場合に忌引き休暇がある会社もありますが、危篤の場合は該当しないため有給休暇を取得する必要があります。
危篤の後、家族が亡くなった場合の忌引き休暇に関しては、以下の記事で詳しく解説しています。

【関連記事】
忌引き休暇の日数は?土日と重なったときの数え方や会社への連絡方法を解説

有給休暇が取れない場合は欠勤扱いになる

家族が危篤になって休む場合、有給休暇が取れないと欠勤扱いになるので、注意が必要です。
有給休暇を既に使い切っている時や、入社してから日が浅くてまだ有給がない時は、休むとその分の給料は支給されません。
家族が闘病生活になり、今後休みを取ることが予想される時は、事前に有給休暇の取得状況を確かめたり上司に相談したりしておきましょう

復帰後には感謝を伝える

家族の危篤や葬儀で休暇を取った後、復帰する際は、上司やフォローしてくれた人への感謝を忘れずに伝えましょう。
休んだ時に助け合うのは当然のことかもしれませんが、これを当たり前とせずにお礼を言うのがマナーです
言葉だけでなく物で感謝の気持ちを表現したい場合は、菓子折りを用意するとより丁寧でしょう。

危篤から持ち直すことなく亡くなった場合

危篤から持ち直すことなく、そのまま亡くなった場合、残念ですが故人が安らかに眠れるように最後のお世話をしましょう
次は家族が亡くなった場合に、遺族がすることを紹介します。

末期の水・エンゼルケアを行う

危篤から臨終となった時は、末期の水やエンゼルケアを行います。
末期の水とは、亡くなった方の唇に濡れた綿を当てて湿らせる儀式です。
エンゼルケアは、故人の身体を拭ってきれいにしたり身なりを整えたりすることで、看護師や葬儀社関係の人だけでなく、家族が手伝うこともあるでしょう。
末期の水やエンゼルケアについては、下記の記事で解説しています。

【関連記事】
末期の水(死に水)の意味・読み方は?やり方や順番・やらなかった時について解説
エンゼルケアとは?目的・手順や死後処置を依頼する費用と注意点を解説

 

訃報の連絡をする

危篤から亡くなった後は、関係者に訃報の連絡を入れます。
連絡する相手は、故人の親族や親しい友人、仕事関係などの知人、ご近所の方などが一般的です。
連絡のタイミングは、葬儀の詳細が決定してからの場合と、すぐに連絡する場合があるので、故人との関係性を見て判断しましょう。
あらかじめ連絡先を整理しておくとスムーズに対処できるでしょう。
家族葬や直葬などで葬列者を限定する場合は、葬儀が済んでから連絡することもあります。

葬儀の準備を始める

危篤から持ち直すことなく逝去された場合は、すぐに葬儀社へ連絡して、葬儀の準備を始めます。
葬儀の日程は、僧侶などの宗教者や火葬場、斎場の空き具合によって決定されるでしょう。
葬儀の内容や費用は、参列者の数や葬儀社、プランによって大きな差があります。
また、危篤の知らせを受ける前に葬儀社を選んでおくと故人や遺族の希望に合う葬儀ができるかもしれません。

危篤から持ち直すこともある!ただし心の準備は忘れずに

危篤は回復の見込みがなく、命に危険がある状態のことです。
持ち直す確率は極めて低いものの、全く無い訳ではなく、小康状態になることもあります。
しかし、いざという時のために心の準備をしてするべきことを進めましょう
勤め人なら直属の上司に電話して、有給休暇を取得します。
危篤から持ち直せず亡くなった場合は、いろいろと忙しくなりますが、故人が安らかに眠れるよう落ち着いて対応しましょう。

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監修者 一級葬祭ディレクター 木村聡太

監修者


木村 聡太

・家族葬のゲートハウススタッフ
・一級葬祭ディレクター
「家族の絆を確かめ合えるような温かいお葬式」をモットーに、10年以上に渡って多くのご葬儀に携わっている。

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