年賀状じまいの文例【50代向け】友人・会社別に失礼にならない伝え方を紹介

年賀状じまいをしたら相手に悪い印象を与えないかと心配になったり、伝え方に悩んだりしたことはありませんか。
友達や仕事関係、親戚など、相手との関係性によってどう書くのかも気になりますよね。
この記事では、50代向けの年賀状じまいの文例や、失礼にならない伝え方を宛先別に紹介します。
50代の年賀状じまい|基本の内容&書き方マナー
メールやSNSでの繋がりが多い人や、終活を意識している人など、50代で年賀状じまいを考える人は少なくありません。
ただし、言葉が足りないと相手を嫌な気持ちにさせてしまう可能性があるため、内容やマナーに気をつけることが大切です。
はじめに、50代向けの年賀状じまいの内容や書き方のマナーを紹介します。
年賀状じまいに書いておくべき内容
年賀状じまいのポイントは、受け取った相手が対応に困らないように、必要な情報をもれなく記載することです。
受け取った人が寂しい思いをしないような心遣いや、失礼にならない伝え方をするのも必要でしょう。
まず、50代で年賀状じまいをする際に、書いておくべき内容を解説します。
年賀状じまいをすることとその理由
年賀状じまいをする際は、いつ年賀状じまいをするのかと、その理由をはっきり伝えましょう。
理由が分からないと相手を心配させたり、縁を切られたと誤解されたりする恐れがあります。
理由は、なるべくポジティブで理解しやすいものがおすすめです。
50代の場合は「LINEでのやり取りが増えた」「家族で年賀状作成をやめることにした」などが多いでしょう。
また、ビジネス上の付き合いは「環境に配慮して」などを理由にすることもあります。
年賀状の受け取り辞退について
年賀状じまいをしても、相手から年賀状が来たら返信する必要が出てくるので、受け取り辞退の希望も入れましょう。
「恐れ入りますが、皆さまからの年賀状も辞退させて頂きます」と丁寧に書けば、相手も年賀状を遠慮するようになるでしょう。
年賀状じまいは、一方的にやり取りを辞めるのではなく、双方納得した上で終了する形が望ましいです。
今後の連絡手段について
年賀状じまいをした後も関係性を継続したい相手なら、今後の連絡手段も書くようにしましょう。
年賀状に代わる連絡方法は電話、メール、SNSなどがあります。
携帯番号やメールアドレス、SNSのアカウントIDを知らせて、これからも連絡がとれるようにしましょう。
また「お近くにお越しの際は、お立ち寄り下さい」などのコメントを添えて、今後も交流を続けたい気持ちを伝えるのもいいでしょう。
年賀状のやり取りについての感謝
50代の人が年賀状じまいをする場合は、これまで年賀状のやり取りをしてきた年月を振り返って、感謝の気持ちを伝えましょう。
「長年に渡って年賀状のやり取りをさせて頂き、本当にありがとうございました」などと感謝の気持ちを表せば、温かみのある年賀状じまいになります。
「これからも引き続きよろしくお願いします」と、今後も付き合いが続くような挨拶で締めくくるのも忘れないようにしましょう。
終活年賀状は元旦に届くように出す
終活を意識した年賀状じまいを知らせる「終活年賀状」を出す場合は、普通の年賀状と同じく元旦に届くよう出すのが一般的です。
新年の挨拶と共に、今回で年賀状じまいをする旨を伝え、相手の年賀状リストからも外してもらうようにします。
ただし、喪中はがきをもらった相手に出すのは避けて下さい。
今年中に年賀状じまいをする場合は、遅くても12月初めに出して、相手が年賀状の準備をする前に届くようにしましょう。
メール・SNS・電話などで伝えてもOK
日頃からメールやSNS、電話などで連絡を取り合っている相手なら、年賀状じまいのためにわざわざ年賀はがきを出さず、普段の連絡方法で知らせても構いません。
その場合は、相手が年賀状を準備し始める前の11月から12月初めまでに、必ず連絡するようにしましょう。
ただし、仕事関係の付き合いの人や目上の人に関しては、メールやLINEで連絡するとマナー違反の恐れがあるため、はがきで知らせるようにしましょう。
年賀状じまいの文例【50代向け】|友達・会社・親戚
続いては、50代向けの年賀状じまい文例を、友達・会社・親戚の宛先別に紹介します。
通常の年賀状による年始の挨拶に続いて、年賀状じまいを知らせる例文になっています。
相手が誰であれ、これまでの交流への感謝や、今後も繋がりを持ちたい意思を心をこめて伝えることが大切です。
友達に送る場合
50代で友達に年賀状じまいを連絡する場合は、日頃SNSやメールで連絡していることが多いので、連絡方法の変化を理由にするのが自然です。
子供の成長や独り立ちなど家族の生活に変化がある年代なので、それを理由にしてもいいでしょう。
あけましておめでとうございます。
勝手を言って申し訳ないのですが、時代の流れを受けて、今回を機に年賀状じまいすることにしました。
次回から年始の挨拶は、お互いにLINEかメールのみとさせて頂きたいので、ご理解いただけると幸いです。
これまで続いた温かいやり取りに心より感謝するとともに、今まで通りの交流がずっと続くことを願っています。
これからもよろしくお願いいたします。
あけましておめでとうございます。
来週から子供が関西に引っ越すことになり、夫婦2人の生活になることから、年賀状じまいをすることにしました。
皆さんからの年賀状も辞退させて頂きます。
次回からはSNSで近況報告したり、年始のご挨拶をしたりする予定です。
今まで同様に交流を続けたいと思っていますので、よろしくお願いします。
長い間、年賀状のやり取りをして頂きまして、ありがとうございました。
会社関連の人に送る場合
会社関連の年賀状は、数を減らしたり年賀状自体を廃止したりする企業が増えてきました。
相手に失礼にならないように、年賀状じまいの連絡は丁寧に伝えるよう心がけましょう。
次は、ビジネス関係の人へ、年賀状じまいを知らせる文例です。
新春のお慶びを申し上げます。
大変恐縮ですが、地球環境に配慮するという弊社の方針により、次回より年賀状による年始のご挨拶を行わないことになりました。
日頃お世話になっている◯◯様に、年賀はがきでのご挨拶ができなくなるのは心苦しいのですが、何卒ご理解賜れば幸いです。
次回からはオンライン、または電話での年始挨拶とさせて頂きます。
これからも変わらぬご愛顧を賜りますようお願い申し上げます。
新春のお慶びを申し上げます。
誠に勝手ながら、会社の方針変更により、本状を最後に年賀状による年始の挨拶を控えさせて頂くことになりました。
次回からは、年始のご挨拶はメールまたは電話にて行わせて頂ければと存じます。
弊社の都合によりご迷惑をおかけいたしますが、ご了承いただければ幸いです。
これまでのご高配に心より感謝し、今後も引き続きよろしくお願い申し上げます。
親戚に送る場合
親戚に年賀状じまいを連絡する場合は、代わりの連絡手段と理由を伝えて、今後の付き合いに支障がないようにしましょう。
次は、親戚に年賀状じまいを送る際の文例を紹介します。
謹賀新年。
突然で申し訳ありませんが、夫婦で相談して今回を最後に年賀状じまいをさせて頂くことになりました。
今後はメールで年始の挨拶をさせて頂き、皆さまからの年賀状も辞退させて頂きたいので、ご理解いただけると幸いです。
今まで同様に下記のアドレス、またはLINE IDで連絡がとれますので、これからもどうぞよろしくお願いします。
謹賀新年。
子どもたちも大きくなりましたので、今回をもって家族年賀の作成を辞めて、次回からはLINEでの挨拶をさせて頂くことにしました。
皆さまからの年賀状も辞退させて頂きたいので、ご理解願います。
これまで毎年年賀状のやり取りをさせて頂き、ありがとうございました。
今後とも、よろしくお願い致します。
◯◯にお寄りの際は、ぜひお立ち寄りください。
寒中見舞いで年賀状じまいを伝える場合
年賀状の代わりに、寒さが厳しい季節に相手のことを気遣って送る「寒中見舞い」を利用して、年賀状じまいの連絡をすることもできます。
次は、50代の人が寒中見舞いで年賀状じまいを伝える際の、マナーと例文、注意点を紹介します。
寒中見舞いの基本マナー
・寒中見舞いの挨拶を入れる
・相手を気遣う一文を入れる
寒中見舞いは、松の内明け(1月8日)から節分(2月3日)頃に届くように出すのがマナーですので、1月の下旬に出すようにするといいでしょう。
年賀状じまいは、寒中見舞いの挨拶を記載した後に書くようにします。
結びの挨拶として、寒い季節に相手の健康を気遣うような一文を添えましょう。
年賀状じまいの一言例
寒中見舞いで年賀状じまいを連絡する場合は、寒中見舞いの挨拶、年賀状じまいの連絡の順に書き、理由や相手からの年賀状辞退の件、感謝の気持ちも添えましょう。
以下は寒中見舞いの挨拶の後に、年賀状じまいを伝える一言の例を紹介します。
寒中お見舞い申し上げます。
勝手ながら、家族で話し合って年賀状じまいすることにしました。
来年からは年始の挨拶をメールで行わせて頂き、皆さまからの年賀状も辞退させて頂きますので、ご理解願います。
寒さ厳しき折、くれぐれもご自愛ください。
寒中お見舞い申し上げます。
最近はSNSでのやり取りが主流となったため、年賀状じまいをして来年からは皆さまとの年始の挨拶はLINEで行わせて頂くことにしました。
これまで毎年年賀状のやり取りをさせて頂き、ありがとうございました。
まだまだ寒い日が続きますが、お体にお気をつけください。
【注意】 喪中との違い
・いつから年賀状を辞めるのか明記する
寒中見舞いは、喪中に年賀状を受け取った場合の返信や、年賀状が遅れた場合にも送ることがあります。
喪中ではなく、年賀状じまいの連絡であることが分かるように書きましょう。
ただし、あくまでもメインは寒中見舞いなので、文章の順番に注意してください。
また、年賀状をいつから辞めるのか明記して、喪中と勘違いされないようにすることも大切です。
50代の節目。年賀状じまいには感謝と配慮をこめて
50代は家族のライフスタイルが変化したり、人間関係の入れ替わりがあったりする節目の年代であり、年賀状じまいを考えたい世代です。
年賀状じまいする意思表示だけでなく、辞める理由やいつから辞めるのかを伝えて、相手を困らせないようにしましょう。
また、代わりの連絡方法を知らせたりして、これまでの感謝の気持ちを伝えたりして、付き合いが途切れることなく続くような印象を与える配慮も必要です。
内容やマナーに気をつけて、年賀状や寒中見舞いで年賀状じまいを伝えましょう。
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監修者
木村 聡太
・家族葬のゲートハウススタッフ
・一級葬祭ディレクター
「家族の絆を確かめ合えるような温かいお葬式」をモットーに、10年以上に渡って多くのご葬儀に携わっている。