喪中でもお中元は贈っていい?送らない方がいいケースと基本マナーを解説 |家族葬のゲートハウス [公式] 和歌山 大阪 兵庫のお葬式・ご葬儀

           
2025.06.16
法事・法要

喪中でもお中元は贈っていい?送らない方がいいケースと基本マナーを解説

喪中 お中元

喪中にお中元の時期がくると「お世話になった人に贈りたいけれど、マナー違反?」「避けた方がいい品物は?」など、迷ってしまうかもしれません。
この記事では「自分が喪中の場合」と「贈る相手が喪中の場合」の両方のケースを踏まえながら、喪中期間中にお中元を贈ってもよいのか、送らない方がいいケースや失礼にならないためのマナーなどについて解説します。

喪中でもお中元を贈ってOK?送らない方がいいケースは?

基本的には、故人が亡くなって四十九日法要を終えるまでの忌中でなければ、お中元を贈っても問題ないとされています。
ただし、場合によっては送らない方がいいケースもあるため、喪中である相手の気持ちに配慮して判断することが大切です。

送らない方がいいケース

喪中にお中元を贈るのはマナー違反ではありませんが、送らない方がいいケースもあります。
喪中である相手の気持ちが落ち込んでいたり慌ただしく過ごしたりしている場合は控えた方がいいでしょう。
無理に贈る必要はないので、それぞれの状況や事情に配慮して決めてください。

自分が喪中の場合の考え方

自分が喪中の場合、お中元を贈ったり、受け取ったりできます。
そもそも喪中とは、身近な人が亡くなった際、喪に服す期間のことです。
その際、遺族はお祝いごとへの参加を控えるかもしれませんが、新年を祝う年賀状と違い、お中元やお歳暮は季節の挨拶や感謝を伝える贈り物なので、やり取りしてはいけないというルールはありません。
ただし、相手や地域によっては喪中の人からのお中元を貰うことを、縁起が悪いと気にされたり、気を遣わせてしまったりすることもあります。
お中元を贈る際には、少し時期をずらして送るなど、受け取る人への配慮を忘れないようにしましょう。

【関連記事】
喪中にあけましておめでとうは言わない?言われたらどう返す?代わりの挨拶も紹介
喪中の正月の過ごし方にタブーはある?親戚の集まりに参加するのはあり?

相手が喪中の場合の考え方

相手が喪中の場合も、お中元のやり取りをしても問題ありません。
しかし、大切な家族を失って気持ちが沈んでいる可能性もあります。
お中元を贈るのが迷惑にならないか気になる場合は、お悔やみの挨拶をする際などに確認しておくと良いでしょう。
相手の気持ちに配慮して「暑中見舞い」「残暑見舞い」として贈るのも、大人の気遣いです。
もし相手の状況を知らずに紅白ののしなどで贈ってしまった場合は、お詫びの連絡をしたりお線香をあげに行ったりすると丁寧な印象を与えられるでしょう。

【関連記事】
忌中とは何?やってはいけないこと・喪中との違い・期間を解説

喪中のお中元で失礼にならないためのマナー

喪中にお中元のギフトを贈ることに問題はありませんが、失礼にならないための注意点はあります。
お互いに気持ちよく贈答できるよう、マナーを心得ておきましょう。
それでは、喪中のお中元で気を付けたいマナーについて解説します。

熨斗(のし)・水引は控えて

喪中にお中元を贈る場合は、のしや水引を控えましょう。
お中元では、のしと紅白の水引がプリントされたのし紙を使うのが一般的です。
しかし、これらはお祝いごとや喜ばしいものに用いられるため、喪中の時にはふさわしくありません。
喪中にお中元を贈るのであれば、白無地の奉書紙を使い、包装紙も落ち着いた色味のものを選ぶのがおすすめです。

故人宛には贈らない

喪中の際、お中元を故人宛に贈るのはマナー違反なので気をつけてください。
故人の名前で贈ると、遺族を悲しい気持ちにさせてしまうかもしれません。
お中元のやり取りをしていた人が亡くなると、その時点で縁が切れたと考えられるのが一般的なため、贈るのをやめるケースが多いです。
故人の家族とも縁があり、これからも関係を続けていきたい場合は、宛先を故人の家族に変更して贈りましょう

お祝いの言葉・重ね言葉は避けて

喪中のお中元では、お祝いの言葉や重ね言葉を避けましょう。
お中元では、挨拶状に「お慶び申し上げます」「ご健勝をお祈り申し上げます」などのお祝いの言葉を添えるのが一般的ですが、喪中の時は控えてください。
「たびたび」「ますます」などの重ね言葉も使ってはいけません。
また、自分が喪中の場合は、葬儀のお礼や相手の体調を気遣う言葉などを添えるようにしましょう。

時期が過ぎた場合は「残暑見舞い」に

忌中でお中元を贈る時期を過ぎた場合は、お中元ではなく「残暑見舞い」や「暑中見舞い」として贈りましょう。
相手が忌明け前の場合も、悲しみのなか慌ただしく過ごしているかもしれないので、少し時期をずらして贈る方が良いこともあります。

喪中のお中元で避けたい品物3選

喪中にお中元を贈る際には、品物選びにも配慮が必要です。
受け取る相手のことを考えて、失礼がないものを選びましょう。
ここでは、喪中のお中元で避けたい品物を3つピックアップして解説します。

「縁切り」「涙」を連想させるもの

喪中のお中元は「縁切り」「涙」を連想させる贈り物を避けましょう。
「縁切り」を連想させる刃物類や「涙」を連想させるハンカチなどは、贈り物としてふさわしくありません。

踏みつけて使うもの

足で踏みつけて使うものも、喪中のお中元の品物として選ばないようにしてください。
相手を「踏みつける」ことを連想させてしまうので、スリッパや靴下マットなどを贈るのは控えましょう

紅白・松竹梅など華やかな印象のもの

喪中のお中元に、紅白や松竹梅など華やかな印象のギフトは適さないこともあります。
紅白まんじゅうや鯛などお祝いを連想させるものも避けましょう
品物や包装紙は、できるだけシンプルで控えめなものがおすすめです。

喪中にお中元を受け取った時のマナー

自分が喪中の時期にお中元を受け取ることに問題はありません。
しかし、いつもとは異なる状況なので、受け取り側として配慮しなければいけないこともあります。
最後に、喪中にお中元を受け取った時のマナーについてチェックしてみましょう。

なるべく早く感謝を伝える

喪中にお中元を受け取った際には、なるべく早く感謝を伝えるのが一般的なマナーです。
一般的なお中元と同じように、3日以内を目安にお礼状を送ってください。
相手との関係性によっては、電話やメールなどでお礼を伝えても良いでしょう。

故人宛に届いた時もお礼状を出す

お中元が故人宛に届いた時にも、お礼状を出しましょう。
お中元はお世話になっている人へ感謝を伝えるものなので、故人に贈られたものを受け取ることに問題はありません。
しかし、贈ってくれた相手が亡くなったことを知らないケースもあります。
その場合は、お礼状で感謝の気持ちとともに、故人が亡くなったことと連絡できなかったことへのお詫びを添えましょう

お返しの品は必要?判断のポイント

一般的に、お中元は目下の人から目上の人に贈るものとされているため、必ずしもお返しをする必要はありません。
しかし、感謝の気持ちを伝えたい場合は、受け取った相手との関係性を考慮して、半額から同額程度の品物を用意しましょう。

喪中でもお中元で感謝を届ける心づかいを大切に

喪中にお中元を贈答することは、マナー違反ではありません。
しかし、送らない方がいいケースや避けるべき品物失礼にならないよう気を付けたいポイントはあります。
喪中のお中元は、いつもと異なるマナーがあるので、きちんと理解しておきましょう。
日頃からお世話になっている人に季節の挨拶や感謝の気持ちを伝えるため、相手に配慮しながら贈り物を届けたいものですね。

葬儀に関するお悩みがあれば「家族葬のゲートハウス」へ

家族葬のゲートハウスは、和歌山市の家族葬施行件数No.1の葬儀社です。

経験豊富なスタッフが、丁寧に対応いたしますので葬儀に関することはどんなことでもお任せください。

\無料でお悩みをスグに解決/

事前相談・資料請求はこちら >

 

監修者 一級葬祭ディレクター 木村聡太

監修者


木村 聡太

・家族葬のゲートハウススタッフ
・一級葬祭ディレクター
「家族の絆を確かめ合えるような温かいお葬式」をモットーに、10年以上に渡って多くのご葬儀に携わっている。

お気軽にお問い合わせ下さい