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自分が余命宣告されたらすることは?家族がされた場合にできることも解説

医師から余命宣告をされたら、本人や家族は何をするべきなのでしょうか?

余命を告げられた時は精神的ショックが大きくしばらく何も考えられないのが普通です

本記事では、余命宣告を受けた時にすべきことを具体的に解説します。

 

余命宣告は必ず当たるものではない

まず、余命宣告とはどういったものなのかを正しく理解しましょう。

余命宣告で言われた年数が必ず当たるわけではありません。

余命とは医師が患者の状態から「あとどれぐらい生きられるか」を判断した数字です。

これを算出するには「生存期間中央値」といって、これまで同じ病気になった患者のうち50%の人が亡くなった期間の値を用いることが多いです

また、末期がんの場合には同じ治療をした人が5年後に生存している割合を示す「5年生存率」から余命を言い渡される時もあります。

どちらにせよ余命は寿命とは異なるため、余命よりも早く亡くなる方もいればより長く生きられる可能性もあるでしょう

余命は一つの基準として理解しつつ、必要な準備を進めていきましょう。

 

自分が余命宣告されたら何をするべき?

自分が余命宣告をされたら、多くの人はショックで受け入れられないでしょう。

先が見えない不安でどうしようもなくても、何かしていないと落ち着かないかもしれません。

ここでは、余命宣告をされた時のファーストステップについてまとめます

どうしていいか分からないかもしれませんが、まずはここから始めましょう。

 

余命宣告は必ず当たるものではないことを理解する

大前提として、余命宣告はあくまでデータから導き出した数字であって絶対ではありません

前述したように、生存期間中央値や5年生存率を元に算出したごく平均的な期間です。

医療は日々進歩しており、治療法もさまざまな選択肢があります。

先のことは誰にも分からないので、あくまで目安として考えるのがいいでしょう。

 

余命宣告を受けたことを誰に伝えるか決める

余命は患者本人に直接伝えられる場合と、先に家族に説明されるケースがあります。

その後、余命宣告について誰かに伝える・伝えないは本人の自由です。

親族・友人・恋人など、知っておいてほしい人がいれば早めに連絡しましょう。

自分自身の気持ちを最優先にして決めてくださいね。

 

今後の方針を医師と相談する

余命宣告をされたら、医師と今後の治療方針について改めて相談する必要があります。

例えば、がんの場合は抗がん剤の投与や、手術を含めたがん治療をするかなどがそうでしょう。

主な選択肢としては下記のようなことを説明されるケースが多いです。

 

  • 完治を目指した治療法を行う
  • 延命治療を行う
  • 緩和ケアを行う

 

いずれにしても「いつまで」「どの段階まで」その治療を行うのか話し合います。

詳しい治療法やリスク費用など不明な点は納得いくまで医師と相談しましょう

 

セカンドオピニオンも視野に入れて考える

医師からの余命宣告に納得がいかない時は、セカンドオピニオンを受けられます。

セカンドオピニオンは、担当医のデータを持って他の医師を訪れ診断を受けるもの

より大きな病院で診てもらいたい時や、その病気の専門医を訪ねたい時など、余命宣告に不満がなくてもセカンドオピニオンを受けられます。

もちろん同じ結果になる可能性もありますが、本人や家族はより納得感を得られるでしょう。

 

余命宣告されたらしておくと安心な終活リスト

余命宣告をされた人の多くは、残りの人生を悔いなく過ごすために終活をします。

終活とは、よりいい最期を迎えるための準備や活動のことです。

自分と家族のために「なにかできることをしたい」と思った時、エンディングノートや遺言書、財産の相続について知っておけば、困ったり焦ったりすることはないでしょう。

ここでは、準備しておくと安心な終活リストをご紹介します。

 

遺言書を書く

自分が亡くなった時のために、正式な遺言書を残しておくと安心です。

遺言書は財産分与をスムーズにし家族間での揉め事やトラブルも回避できます

誰に何を相続させたいのか、自分の意志や思いを公的な書類として残しましょう。

なお、エンディングノートに書き記したものなど、法的拘束力のないものは無効になる恐れがあるので注意が必要です。

 

保険の加入状況を確認する

保険に加入している場合は、契約内容を確認しておきましょう。

通院・入院・死亡保険など、金額や内容を確認して家族と共有します。

なお、死亡保険金の一部または全額を存命中に受け取れる「リビング・ニーズ特約」についてもあわせて確認するのがおすすめです。

保険金を先に受け取ると余生を充実させたり治療費に充てたりできます

 

相続や財産を確認しておく

亡くなった後の財産分与をスムーズにするために、遺言書の他にも準備するものがあります。

まず、本人が保有している財産を調査してまとめる財産目録です。

内容は預貯金や不動産、株、自動車、美術品など価値あるものを一覧にしておくもの。

また、住宅ローンや未払いの税金などマイナスの財産も記載します

財産目録と遺言書があれば、相続に関する手続きも相当クリアになり、トラブルも避けられるでしょう。

 

エンディングノートを作る

亡くなった後に家族が必要になる情報や感謝の気持ちをまとめられるエンディングノート。

必要なことやしたいことなど、それぞれ項目ごとに記されており、自分の意志を残すのに役立つでしょう。

具体的には、財産の所在や葬儀の希望友人の住所各種パスワード自身の生い立ち家族へのメッセージなどを書き記せます

亡くなった後も意思表示できるだけでなく、家族や友人の心の支えになることもありますよ。

 

【関連記事】

エンディングノートとは?おすすめの内容や書き方・終活ですべきことを解説

葬儀について考えておく

自分の葬儀について考えるなんて縁起が悪いと思われるかもしれませんが、実は重要なこと。

葬儀の形式や参列者について、希望があるなら今のうちにまとめておくといいでしょう。

お葬式のスタイルや呼んでほしい友人のリストなど、思いつく範囲でかまいません。

中には実際に葬儀社と連絡をとって見積もりまで準備する方もいます

また、費用について用意がある場合は、あらかじめ家族に伝えておくと安心です。

 

家族が余命宣告されたらできることはある?

自分の身近な人が余命宣告された時、そのショックは計り知れないものです。

しかし、大切な家族だからこそ何かしてあげたいと思うのも当然。

本人が一番辛いことを忘れずに家族も覚悟を持って支えていかなければなりません

ここでは、家族が余命宣告された時にできることについてまとめます。

 

しっかり話を聞いて気持ちに寄り添う

余命宣告を受けた本人は、しばらく塞ぎ込んだり自暴自棄になったりなど身体だけではなく、メンタル面でも苦痛が大きいです。

しかし、家族にとっても突然のことですから、最初から十分なサポートができる訳ではありません。

ただ無理に明るく振る舞ったり、元気にさせようとしたりしなくてかまいません。

大きなショックを共に受け止め一緒に泣いてしっかり話を聞いてあげることが大切

そばで寄り添ってくれる家族の存在は何より大きいものです。

 

やりたいことがあれば全力でサポートする

もし余命宣告を受けた本人にやりたいことがあれば、家族が全力でサポートしましょう。

闘病中は制限の多い入院生活が続き、このまま病院から出られない可能性もあります。

自分がもうすぐ死ぬかもしれないと聞かされた本人が「行きたい場所」「会いたい人」「食べたいもの」などを口にしたら、できるだけ叶えてあげたいもの。

どうしても不可能なこともありますが、家族の前向きにサポートする姿勢が支えになります

 

今後の治療方針を一緒に考える

余命宣告をされた本人は非常に心細く、ショックから正常な判断が難しい場合もあります。

医師の診察や治療方針の説明には、家族が付き添うのが望ましいでしょう。

今後の方針は特にセンシティブな内容なので、本人と家族がよく話し合って決定すべきです。

もちろん本人の意思が最重要ですが、うつ状態などで正常な判断ができない場合は家族がサポートします

家族一丸となって病気に向き合っていくという姿勢が本人の負担を少しでも軽くすることが大切です。

 

専門家に話を聞く

病気や治療法について情報収集したり、専門家に話を聞くのも一つのサポートです。

医師や看護師、ソーシャルワーカーなど、多数の相談窓口があります。

病気のことだけでなく、家族ができるサポートの方法についても相談できますよ。

また、なかなか吐き出せる場所がない辛い感情や気持ちの整理なども、プロに頼ったり第三者を介入させたりすることで改善が望めます

 

一緒に過ごす時間を増やして孤独を感じさせない

余命宣告を受けた本人にとって、最も耐え難いのは孤独です。

出来るだけ多くの時間を本人と過ごし、孤独を感じさせないようにしましょう。

人によっては、気持ちの整理をするために「一人の時間がほしい」と言われることもあります。

そんな時はそっと見守り、必要な時はいつでも助けられる体制でいることが大切です。

家族が味方でいてくれることは本人にとって何より心強いことです

 

余命宣告された人に言葉をかける際に気を付けること

余命宣告された人を励まそうとした言葉が、かえって本人を傷つけることがあります。

根拠もないのに「きっと治るよ」「この治療法がいいらしいよ」「元気そうだから大丈夫だよ」といった言葉をかけると、本人の負担になるかもしれません。

ショックを受けて気持ちが沈んでいる状態を周りの人はありのまま受け入れましょう

一緒に悲しんだり寄り添ったりしてくれる方が、本人にとっても心強いはずです。

 

余命宣告されたらかける言葉や接し方に気を付けて終活の準備を

余命宣告をされると、本人は先の見えない不安でいっぱいになります。

家族や周囲の人は、その気持ちに寄り添い献身的にサポートしたいもの。

しかし、本人が一番辛いということを忘れずにかける言葉や接し方には注意しましょう

終活の準備をする際、葬儀のことは家族葬のゲートハウスにお気軽にご相談ください。

ご本人様とご家族様の希望を叶え、安心で温かい葬儀をご提案いたします。

 

監修者

木村聡太

家族葬のゲートハウススタッフ
「家族の絆を確かめ合えるような温かいお葬式」をモットーに、10年以上に渡って多くのご葬儀に携わっている

・一級葬祭ディレクター

 

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